リハビリへの誤解…

『リハビリ』という言葉をとてもよく耳にするようになり、ありがたいことだと思います。

でも一方で、多くの誤解が生じているなぁとも感じます。

 

『リハビリ』と聞いて、何をイメージするでしょうか?

よく言われるのは、

「歩く練習でしょ?」

「運動するんでしょ?」

「キツイものでしょ?」

等々…

 

うーーーん…間違ってはいないけど、どれも正解とは言えません。

時には「介護の仕事でしょ?」なんて言われることもあります(笑)

介護ではなく、医療なんですけどね。

 

リハビリの専門家が目指すことはただ一つ!

「患者さんの人生の質を上げること」

 

-人生において必要なことを取り戻す為の訓練-

それが我々専門家のリハビリです。

 

歩く練習も、様々な運動も、患者さんにキツイ思いをさせることも、不必要ならばやらないし、必要ならばやります。 『必要性』を判断できるかどうかに専門性が発揮されている、とも言えますね。

 

一方、世に出回っている『所謂リハビリ』とは何か?

 

『必要性』の判断を必要としない、万人に通用する体操

だと、私は思います。

 

それはそれでいいんです。みんなで楽しく体操することも大切ですから。

でも、全ての『リハビリ』が同じものだと認識されてしまうことはとても悲しいものです。

『リハビリ』と一言で言っても、目的や内容は多岐に渡ります。 このブログで、そういったことが少しでも誰かに伝われば幸いです。